2011.09.22
先日、江戸東京博物館でやっていた特別展『東京の交通100年博』を見に行ったんだ。
(9月10日で終了)
金方堂には電車缶やバス缶の制作依頼も来るから、その勉強を兼ねた市場調査だよ。
最近の電車は空気抵抗を考えて、丸っこい形や尖った車両が増えているので、缶で表現するのはちょっと難しいかな。
でもレトロな路面電車やバスは角張っているから、缶で表現しやすそう。
企画課のデザイナーさんによると、多少デフォルメして窓の数を減らせば案外、どの角缶の中にもデザインが収まっちゃうらしいよ。
デフォルメと言っても窓やドアの数ぐらいで、細かなところは忠実に再現してある缶商品ほどよく売れるんだ。
たまにネットオークションで高値になっていると、複雑な気分。
仕上がりは認めてもらえたってことだろうけど・・・転売されちゃうのは困るね。
嬉しいのはマニアの方がブログで絶賛してくれたりすると、頑張って作った甲斐があったというものだよ。
さて、話しを戻して交通博。
缶缶は知らなかったけど、その昔、東京にも野生の象がいたのを知ってる?
地下鉄都営新宿線『浜町駅』の工事中、地下からナウマン象の骨が3頭出てきたらしいよ。
調査の結果、約1万5千年前に東京にも生息していた事が判明って紹介されてた。
東京では他にもナウマン象の出土例があるってさ。
こういう話しを聞くと面白くてワクワクしちゃう。
その昔、東京にも野生のパンダが!!
なーんて話しは、今のところナイ。
ちょっと残念。
以上、缶缶が行く!!でした。
2011.09.20
今日はカンバッジについてのお話し。
金方堂では缶バッジも受注しているよ。
予算にもよるけど数千個単位ならブリキの“缶バッジ”、数百個だとプリントした紙を巻き込む“くるみバッジ”で対応することが多いかな。
上写真“くるみバッジ”(透明フィルムで巻くから、缶バッジのような光沢感があるね)
ブリキ缶バッジは、その名の通り缶容器を作るのと同じ要領で、ブリキの板に印刷を行い、型を抜いてバッジにしていく。
くるみバッジは、デザインした出力紙(面付け済み)を、バッジ型のブリキに透明フィルムとともに巻き込んで抜くの。
両者の違いはウラから見ると一目瞭然。
ブリキ缶バッジのほうはシワがないけど、くるみバッジはシワが寄っているでしょ。
サイズも豊富に揃っているから、金額、詳細や面付け方法などは営業部まで問い合わせてね。
ちなみに缶バッジと言っているけど、裏側を安全ピンじゃなくマグネットにも出来るんだよ。
さらにクリップ型で洋服に穴が空かないよう配慮したバージョンもあるから、ぜひ問い合わせてみてね。
以上、缶缶が行く!!でした。
2011.09.15
金方堂本社の話しをすると、だいたい上野、御徒町、稲荷町といったあたりが多く出てくるよね。
じゃあ一番近い最寄り駅はどこ?と聞かれたら
地下鉄大江戸線、またはつくばエクスプレス線の新御徒町駅(しんおかちまち)。
ただの御徒町駅じゃなく『新』が付くのがポイントだよ。
そして、この新御徒町駅は、JR御徒町駅とは隣接していないから要注意!
たまに間違えて降りて、駅員さんに乗換場所を聞いている人がいるけど、JRに乗り換えるなら、ひと駅となりの『上野御徒町駅』だからね。
でも、本社まではJR御徒町駅から約7分、上野駅からも約10分で歩ける範囲なんだ。
ところで、このJR御徒町駅?上野駅間を走る山手線は、とても残念な日本一の記録を持っているの。
ラッシュ時の乗車率が216%と、「日本一混雑する電車」として発表されてしまったんだ。
さらに山手線と併走する形で、同じ御徒町?上野間を走る京浜東北線、これが日本で二番目に混雑する車両という不名誉なワン・ツー独占。
そのせいか埼玉方面からJR利用で出社する人の中には、上野駅から歩く人が多い。
そりゃそうだね。御徒町までのひと駅が日本一のラッシュなんだもん。
経験者の話によると、上野駅なら降りる人が多いから、流れに乗っていれば簡単に出られるけど、御徒町駅まで行っちゃうと降りる人が少なくて大ピンチ!
「降ります!降ります!」って連呼しながら必死に脱出するんだって。
あくまでも朝晩のラッシュ時の話しだけど、日本のサラリーマンは大変だ?。
もし営業マンがサンプル缶なんか持って乗車した日には、身を挺して缶を守ってくれるはず。
以上、働くお父さんの味方『缶缶が行く!!』でした。
2011.09.12
今日は缶の中でも特殊な一斗缶(いっとかん)のお話し。
ボクたちの業界では一斗缶と言わずに、18リットル缶と呼んでいるよ。
理由はもちろん、容積が約18リットルだから。
一斗というのは、昔の単位の事なんだ。
一時期は、5ガロン缶と呼ばれていたことから、今でも「ガロン缶」の通称で呼ぶ人もいるんだ。
ガロンは海外の単位ね。
みんなの家にもある2リットルのペットボトルだと9本分だよ!
信じられないぐらい入るでしょ?
金方堂では18リットル缶の受注も行っているから、必要な場合は営業部まで問い合わせてみてね。
この缶は大きいせいもあってか、アフターユースされやすいのも特長だよ。
天板をくりぬいて灰皿に利用されたり、冬はたき火に利用されたり、エコ向きな缶と言える。
テレビのコントでは、頭を一斗缶で叩くシーンを見るよね。
缶の平らな面を当てると、簡単に凹むし、音が大きいからテレビでは効果的なんだと思う。
見た目のハデさの割にあまり痛くないしね。
おっと、しゃべりすぎてしまったよ。
本当は痛くないなんてバラしちゃうと、テレビ局からクレームが来ちゃうかな。
そうは言っても角が当たったら痛いだろうな?。
よい子のみんなは絶対にマネしちゃダメだよ。
最後にもう一つ、18リットル缶組合でも、独自の推進リサイクルマークがあるよ。
そのマークは昔、金方堂に在籍していたデザイナーさんの考案なんだ。
以上、一斗缶の依頼も金方堂に!
『缶缶が行く!!』でした。
2011.09.08
「浮く上野」
ちょっと言いにくいね。
「うくうえの、うくうえの、うくうえの」
3回言ってみたけど、噛むほどじゃなかった。
さて、JR上野駅の雑学というか、ちょっとだけ怖い情報。
上野駅の地下4階にある新幹線ホームは、大量の地下水によって浮き上がりつつあったんだ。
なぜ地下水が増えたのかというと、その昔、地下水をくみ上げすぎて地盤沈下の恐れがあり、地下水の利用に制限が設けられたんだって。
そうしたら今度は水が貯まり過ぎちゃって、地下にあった駅ホームが浮いて来ちゃうという事態に!
そこで、ホーム下に大量の重り(約3万トン)を入れて浮上しないようにしたんだけど、それでもピンチは続き、ついには錨(アンカー)のようなものを下ろして浮上を抑えるって作戦にでた。
その辺の話しは2004年の記事で知ることが出来るから、興味がある人はネットで検索してみてね。
ということは、現在、新幹線が入ってくるホームは水中にあるってこと?
ちょっと不思議?。
あっ、貯まった水だけど、今では上野公園の不忍池へ放出しているらしいから、これ以上水没する心配はないみたい。
東京の地下は穴だらけって聞いたことがあるけど、僕らが働くすぐ下でこんな事がおこっているなんてビックリだね。
以上、たまに上野駅を利用する『缶缶が行く!!』でした。
2011.09.05
上野動物園のパンダニュースは、ほとんど見掛けなくなっちゃったね。
どんなモノにも流行廃りはあるから、分かっていたけど、
相変わらず上野の町はパンダ商品、パンダキャラクターがてんこ盛りだよ。
今日は町で見掛けたパンダ仲間をご紹介。
上野の商店街やABAB、ヨドバシカメラ、地下道入口に至るまで、たくさんのパンダ!パンダ!パンダ!
三井ガーデンホテルズ上野にはパンダルームまで登場。
これ以外にも有名なところでは、上野松坂屋のさくらパンダもあるし、缶缶のようにマイナーキャラなら、もっともっとたくさんいる。
でも、スペースの都合で他の写真はカットしま?す。
自分で歩いて探すほうが面白いから、ぜひ上野一帯を散策して見て。
さて、歩き疲れたから缶缶は上野にある某カフェで休憩を・・・
こ、これは・・・コメントしづらい。
うん、えーと、店員さん、不慣れだけど頑張ってた。
大丈夫、パンダを描いたってちゃんと伝わるから。
以上、缶屋から誕生した缶缶が行く!!でした。
2011.09.01
金方堂大阪営業所の近くには、江戸時代の儒学者、大塩平八郎のお墓があるんだ。
場所は南森町駅から天神橋筋を北へ向かい、寺町通との交差点近くにある成正寺。
大塩平八郎の乱によって、貧困に苦しむ大坂の民衆を救おうとした話しが有名だよね。
そんな大塩平八郎と養子の格之助の墓が、終焉の地である成正寺にあるんだけど、昔は大罪人の墓を作ることは許されず、かなり年数が経過してから建立されたんだって。
しかもせっかく出来たお墓も、戦争の空襲によって破壊され、写真にあるお墓は最近作り直されたものらしい。
と、まあ知らなかった情報をネットなどで調べて、さも詳しいフリをしてみたんだけど、薄っぺらだよね。
パンダだから許して。
えっ?
ピンチになると「パンダ」って言い訳か、「3歳」って言い訳をするって?
その辺はあんまり堅苦しく考えないでよ?。
じゃあ、もっと大塩平八郎について知りたい人は、ぜひ大阪営業所の営業マンに聞いてみてね。
今日も缶屋の話しから脱線したので、最後に無理矢理宣伝を入れておくよ。
金方堂では“大塩平八郎の乱”にあやかった、その名も“大塩平八郎の缶”を企画して・・・いないとか。
「おおしお へいはちろう の カン」て言ってみたかっただけだよ。
以上、ダジャレで缶ネタを放り込んだ缶缶が行く!!でした。
2011.08.29
今日は前回予告した通り、上野公園にある西洋ネタを紹介するよ。
上野公園には動物園だけじゃなく、美術館や博物館、芸術大学なんかもあるんだ。
その中の一つ、JR上野駅からも近い国立西洋美術館。
ここにはあのオーギュスト・ロダンの彫刻があるんだけど、ロダンと言えば、芸術方面に興味のない人でも「考える人」ぐらいは知っているでしょ?
実は考える人の像は、単体として後から造られたもので、本当はある作品の一部だったんだよ。
それが、下の写真「地獄の門」。
西洋美術館の敷地に設置されているから、誰でも入場券無しで見ることが出来るよ。
門の上の部分をよーく見て。
そこには考える人が!
たまに子供達が「トイレでキバってる?」なんて指さして笑う失敬な光景も見掛けるけど、それも想像力だから寛大に見守る缶缶。
(本当は、笑いをこらえたけどね)
最後に業務絡みでひと言。
金方堂では美術館併設のミュージアムで売られている商品にも、缶を採用してもらうことがあるんだ。
お菓子だったり紅茶やコーヒーだったり、中身はいろいろだけど、こんなところにも缶商品があるということを忘れないでね。
以上、缶缶が行く!!でした。
2011.08.25
上野公園と言えば、お花見シーズンの桜とともに「西郷隆盛像」が有名だよね。
初めて訪れる人は、広い上野の山のどこに西郷どんがいるの?と
探しまわるかもしれない。
西郷さんの銅像はJR上野駅からだと、不忍口から行くのが一番近いんだ。
以前は飲食店のビルがあって、その存在が道路からは見えにくかったけど、
今はビルが取り壊されて、ヨドバシカメラ前からでも見えるよ。
そして、あまり知られていないけど、有名な偉人の像がもう一体、ここ上野にあるんだけど。
誰だと思う?
ヒントはお札にも描かれた人。
国立科学博物館の前あたり、林の中の小道を歩くとそこに像が置かれているから、気付きにくい場所だよ。
どう?ちょっと誰かに話したくなったでしょ?
さらに西洋ネタもあるんだけど、小出しにしていかないと、
缶缶もさすがにネタ切れが心配だから、その話しは次回ね。
以上、缶缶が行く!!でした。
2011.08.22
たまにはアート方面の話題を紹介するよ。
現在開催中のART AQUARIUM展(コレド室町5F)へ行ってきたんだ。
金魚の見せ方を、アート的な視点でとらえた作品は生きた芸術品。
写真の「花魁(おいらん)」という作品なんか、1,000匹の金魚が優雅に泳ぐ迫力に缶缶も口をあんぐり開けて見入っちゃった。
ライトの色が変化していく演出もとてもいいんだ。
作品点数はあまり多くないけれど、椅子がたくさん置かれているから、気に入った作品の近くに座って、じっくり眺めるのも癒されるんじゃないかな。
夜19時からはバータイム。ドリンクを飲みながらゆっくりと鑑賞出来るっていうのも、面白いアイデアだよね。
昔から金魚は夏の【涼】を感じさせるアイテムの一つとして、風鈴などとともに身近だったのに、最近はなかなか家庭で見掛けなくなってしまったのが残念。
だからこそ、こういうアート展が成り立つのかも。
アートアクアリウム展は、地下鉄三越前駅から直結のコレド室町にて、9月12日(月)まで開催しているよ。
(コレド日本橋と間違えないようにね)
金方堂本社からだと、銀座線稲荷町駅から一本で行けるよ。
以上、缶缶が行く!!でした。